幼児教育と言えばフラッシュカードをイメージされる方もいらっしゃるほど、いろんな会社がフラッシュカードを作っており、テーマもいろいろあります。
そこまで本格的に幼児教育を行わないつもりのご家庭でもフラッシュカードはやっているという話はよく聞きますし、毎日何度も見せていますという方もいらっしゃるようですね。
七田式では、「かな絵ちゃん」をはじめとして多くのフラッシュカードが存在し、通信教育の幼児コース(1年毎に更新)を2回更新すると2,200枚以上ものカードを使用することになります。
カードの種類 | 枚数 |
かなえちゃんA | 600枚 |
かなえちゃんB | 600枚 |
ドッツカード | 664枚 |
ひらがなカタカナ | 92枚 |
拗音・濁音・半濁音 | 85枚 |
基礎概念(色) | 13枚 |
基礎概念(形) | 16枚 |
基礎概念(大小) | 20枚 |
基礎概念(数) | 40枚 |
基礎概念(量) | 33枚 |
基礎概念(空間認識) | 50枚 |
計 | 2,213枚 |
(入会のタイミングにもよりますし、量が多いのはかな絵ちゃんとドッツカードなので、
2年目以降はそこまで増えません。)
我が家では初めは量に圧倒されて、活用しきれるのかと不安になったのですが、半年も過ぎた頃には無くてはならないものになり、早く次年度のカードが欲しくなったくらい親しんでいました。
今回は、このフラッシュカードをより活用するために行ったリスト作成についてご紹介いたします。
リスト作成の目的
フラッシュカードの全容把握
毎日のように読み上げているのでだいたいわかっているような気もするのですが、一覧で見てみると、よりはっきりとわかります。
どんなカードが何枚あるのかといった分析もしやすく(逆に、意外に無いものもすぐにわかります。)、そういったことが頭にインプットされると取り組みの計画(1日にフラッシュする枚数や範囲を決める等)やフラッシュ以外の用途(物の名前を教える等)で使用する際にも役立ちます。
スライドによるフラッシュ時の台本
我が家では、フラッシュカードの電子化としてカードの画像データでスライドを作成していて、旅行中や帰省中などは子ども用タブレット端末でそのスライドをタップでめくりながらフラッシュしています。
スライドに表面の絵だけでなく裏面の内容を表示することも可能ですが、紙のカードではめくりながら読むところ、めくってから読むことになるのでスピードが落ちますし、フラッシュ以外の使い方をするとした場合、文字が表示されていると不都合なこともあると思います。
そこで、スライドを表示しているのとは別の端末(スマホなど)でこのリストを見ながらフラッシュすることにしています。
オリジナル教材作成時の元ネタ
我が家ではかな絵ちゃんの画像データを並べた一覧を作成していて、カードの裏面の内容を日本語と英語両方表示しているのですが、
この一覧のフォーマットをExcelで作成し、マクロでリストを読み込み画像データ(カード番号をファイル名としておく)を所定の場所に並べ、カードの裏面の内容はリストから関数で取得し、表示させました。
このように、このリストがあると関数やマクロを使用してオリジナル教材をあっという間に作ることができるというのも効果として大きいです。
音声ペンの音声データ管理
これもかな絵ちゃんを使って作成したオリジナル教材の話ですが、フラッシュカードの画像データを並べた一覧に、音声ペン(G-Tal)の専用シールを貼り、かなえちゃん英語CDの音声を対応させて音声ペンで触れると英語を聞けるようにしています。
この音声ペンの専用シールの番号(=音声データのファイル名)を管理するのにもこのリストを使用しています。
リストの作成方法
ここではかな絵ちゃんのリスト作成手順についてご説明したいと思います。
👆 マニュアル(単語リスト)をスキャンします。
👆 1ページずつ表をExcelに貼り付けます。
(下の画では1ページ分ですが、全ページ縦に続けて貼り付けます。)
👆 区切り位置の設定で番号と内容、日本語と英語の列を分けます。
👆 文字認識の間違っているところがある場合は修正します。
👆 カテゴリを意識した管理をされる場合はカテゴリを記入し
罫線を入れて見やすく整えたら完成です。
まとめ
以上が、フラッシュカードのリスト作成の目的及びかな絵ちゃんのリスト作成手順です。
スキャナーのあるご家庭では比較的ハードルの低い作業です。フラッシュカードの電子化や英単語のインプット教材として考えている方はぜひやってみてください。
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